2017年10月15日 ウォンツメディカルセミナーで講師をいたしました。

2017年10月15日 ウォンツメディカルセミナーで講師をいたしました。
原因不明の長引く咳、について約150名の一般の参加者に説明しました。
胸部レントゲンや胸部CTで異常を認めない慢性の咳を生じる疾患には、胃食道逆流症、慢性副鼻腔炎、気管支喘息、咳喘息、アトピー咳嗽などがあります。
これらの疾患の日常診療での鑑別ポイントは、次のとおりです。
胃食道逆流症は咽頭違和感、嗄声、胸焼けなどの症状があり、胃酸分泌抑制薬の投与により症状が改善する。
慢性副鼻腔炎は湿った咳があり、副鼻腔CTにて異常所見を認める(あるいは耳鼻科の先生に診断して頂く。)
気管支喘息は聴診所見、肺機能検査、呼気NO濃度、呼吸抵抗値に異常所見がある。
咳喘息は肺機能は正常かつ気道可逆性試験は陰性で、呼気NO濃度や呼吸抵抗値の異常所見があり、気道過敏性試験が陽性である。
(※咳喘息は放置すると将来約3割がゼーゼーを伴う気管支喘息に移行する。)
アトピー咳嗽は肺機能検査、呼気NO濃度、呼吸抵抗値、気道過敏性試験のいずれも正常/陰性で、抗ヒスタミン薬が有効である。
また、一旦症状が改善した気管支喘息が再び増悪した場合には、薬の効果が減ったことを疑う前に、増悪因子、について十分検討する必要があることもお話しました。
皆さんは大変熱心で、有意義な時間でした。


講演風景

熱心な参加者の方々がメモを取っていらっしゃいました。
聴講頂きありがとうございました。

コメントは受け付けていません。