呼吸器とアレルギー専門医を両者ともに取得しています。
現在日本呼吸器学会中国四国地方会代議員を拝任しております。
元日本呼吸ケアリハビリテーション学会評議員、元気管支鏡専門医です
診療実績の多い疾患
アレルギー専門医の領域としては
気管支喘息
当院では、肺機能検査(フローボリウムカーブ、呼吸抵抗測定、呼気NO濃度測定、気道可逆性試験)を実施して確定診断いたします。
気管支喘息と咳喘息の違いについても診断時にご説明します。
多数の喘息薬の中から最適なものを検討し提案します。
最重症の気管支喘息では、十分に治療適応を検討した上で、分子標的治療の投与実績がございます。
(ヌーカラ®、デュピクセント®、ゾレア)
アレルギー性鼻結膜炎
抗アレルギー薬の処方、およびダニとスギ花粉については舌下免疫療法を実施しています。
副鼻腔炎(急性・慢性)
特に慢性副鼻腔炎では匂いが感じられない方は鼻ポリープが原因のこともあります。
副鼻腔CTにより存在診断し、治療を提案します。
耳鼻科専門医の診断と治療が必要な場合は高次医療機関に紹介し、連携します。
好酸球性副鼻腔炎(難病指定)
副鼻腔CTにて比較的特徴的な画像所見があります。高次医療機関の耳鼻科専門医に紹介します。
成人の食物アレルギー
小児と違い成人は食物依存性運動誘発アナフィラキシーの頻度が高いです。
特異的IgE検査(採血)により疑わしい食物が陽性になれば確定診断です。
アナフィラキシーを起こされた患者には「エピペン®」や抗アレルギー薬を処方します。
呼吸器専門医の領域としては
COPD
主に喫煙が原因で肺組織が壊れてしまう病気です。労作時の息切れや痰が絡む症状があります。
気管支喘息と症状が似ているので診断には検査が必要です。
睡眠時無呼吸症候群
いびきが大きい方、家族から息がとまっているようだ、と言われる方は検査を受けることををおすすめします。
「心房細動」という不整脈の合併が多いことがわかっており、血栓ができて脳卒中の恐れがあります。
特発性間質性肺炎
乾いた咳、息切れが症状ですが、無症状で健康診断で発見されることも多いです。胸部CTによる画像診断が必要です。
細菌性肺炎
風邪がこじれて肺炎なる、というイメージです。痰を伴う咳や高熱などが症状として多いです。
レントゲン(ときにCT)、採血、喀痰検査で診断し、主に抗生物質で治療します。
肺癌
健診でレントゲンの異常を指摘されたり、長引く咳・痰が発見のきっかけとなります。胸部CTで癌を疑ったら呼吸器専門医のいる高次医療機関に紹介します。
肺結核・肺非結核性抗酸菌症
慢性の咳と痰、あるいは無症状健診発見でも多く発見されます。喀痰検査や採血で診断します。画像はどちらもそっくりなのですが、肺結核は他人にもうつるので鑑別診断が重要です。
慢性呼吸不全
在宅酸素療法を受けたり、在宅NPPVを装着した方も診療しています。(往診はしておりません)
比較的まれな疾患であるが、
自ら診断・治療実績のある疾患
- 好酸球性肺炎
- 肺アスペルギルス症
- 肺クリプトコッカス症
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
- 肺膿瘍
- 肺結核・粟粒結核
- 膠原病が原因の間質性肺炎
- 薬剤性の肺障害
- 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis:EGPA)