咳は日常よく遭遇する症状ですが、2週間以上の咳となると、みなさんも心配されることでしょう。
以下の様な病気が考えられます。
まずは胸部レントゲンにて陰影があるかどうか確認します。
肺がん、肺結核、など異常陰影を呈する病気が心配ですが、特に肺結核は他人にも感染するので怖いです。肺がんは10%程度しか咳症状がでないと言われています。
さて、レントゲンが異常なし、の場合には以下の病気を疑って鑑別診断します。
感染症:マイコプラズマ、肺炎クラミジア、百日咳、怖いのは気管支結核
アレルギー疾患: 気管支喘息/咳喘息、アトピー咳嗽、喉頭アレルギーなど
慢性気道疾患・副鼻腔疾患:慢性副鼻腔炎、副鼻腔気管支症候群、COPD、気管支拡張症消化器疾患:胃食道逆流症
咳は多彩な病気の症状ですので、これらの疾患をしっかりと診断することが重要です。
治療については診断がついたときに医師から丁寧に説明します。
2013年11月18日午前9時半よりFM福山にて放送された「慢性の咳の診断と治療について」
咳の診断についてラジオ出演しました。
興味のある方はご視聴ください。