タバコの害について

タバコに含まれるニコチンは特にヘロイン・コカインに匹敵する強力な依存性を持っており、喫煙者の自由な選択を阻害する。
タバコ会社はその依存性を利用して販売を広げ、特にタバコに含まれるアンモニアは依存を増強させるためだけに添加されており、アンモニアの添加によりタバコの売り上げを爆発的に増加させてきた。
同時に、タバコ会社は年齢が若いほど依存症に陥りやすいことを知り、それを利用して青少年への販売を増強してきた。
祖父江(1996)は喫煙による日本の肺がん人口寄与危険割合が、わが国では男性70%、女性26%と推定し(タバコがなくなればいずれ肺がんが半減することを意味する)他のリスク要因に比べてきわめて大きいとしている。
特に、喫煙と関連の強い扁平上皮癌、小細胞癌については、男性でほぼ100%近くが喫煙で発症原因の説明ができると述べている。
またタバコは、アスベスト、ヒ素などの他の発癌物質と相乗的に働き、肺がんを発生させることが知られている。
喫煙者の80%は60歳以上になって慢性の咳と痰に悩まされる。このような特徴を持つ疾患別名たばこ病と呼ばれるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)の約90%は喫煙由来である。
日本のCOPDの患者数は推定約530万人で喫煙者のほぼ6人に1人であり、COPDで1度でも入院すると1人当たり最低でも年間100万円程度の医療費を要すると思われるのでCOPDが国民医療費に与える影響は甚大である。
タバコ喫煙が肺機能に及ぼす影響は、胎児のときの母親の喫煙に始まり、子供のときの受動喫煙、青少年期の能動喫煙など、人生すべての段階が、後の人生のCOPDのリスク要因となる。
非糖尿病患者の末梢循環疾患の約90%、大動脈瘤の約50%はタバコ起因性である。
タバコは、高血圧や血中脂質高値というようなリスク要因と相乗的以上の影響を及ぼす。
冠動脈の患者を禁煙させると数年以内で心筋梗塞志望のリスクが減少し始め、15年で非喫煙者のリスクと似たレベルになる。
最近は、タバコが土壌と肥料の放射線金属を集積し、吸ったときに気管支分岐部にα線を放出するポロニウム210のホットスポットを作ることを、タバコ会社が長年隠していたことが専門誌で発表された。
喫煙者がタバコの葉と思って吸っている茶色の部分の多くが、再構成タバコシートと呼ばれる、タバコのくずや茎、添加物などの煮汁をしみ込ませた紙であることを話せば効果的である。
JT日本たばこは、このタバコシートへの置き換えを、人口タバコと称して1970年代から促進し、安価で危険なタバコの生産を行ってきた。

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