スギ花粉症に対する舌下免疫療法
=当院で治療可能です=
アレルギー性鼻炎は現在の日本人の国民病と言ってもよいでしょう。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみが日常生活の質(QOL)や仕事の効率を低下させるのは言うまでもありません。
その上、気管支喘息や閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の患者様にとってはさらに問題です。すなわち喘息患者にとって鼻水は咳き込みやゼーゼーという喘息症状を非常に悪化させる要因になりますし、OSASの患者は鼻づまりでイビキや無呼吸が高度になったり、CPAP治療中の方は治療が継続できなかったりします。
当院では、喘息やOSAS患者様が多数通院していらっしゃるので、以上の理由からアレルギー性鼻炎を見過ごすわけにはいきません。開院当初から積極的に治療しています。
舌下免疫療法について詳しく知りたい方は以下のHPも参照ください。
舌下免疫療法について、当院での適応と注意事項について
アレルゲンがスギの場合
治療を考慮されている患者様に、まずご理解いただきたいことは以下の点です。
1.スギ特異的IgE検査(当院で採血)が陽性の方に限ります。
当院ではスギの皮膚反応テストによる判定は実施しておりません。
また、スギ以外の多数の特異的IgEも陽性の方は適応外です。
2.治療は長期間を要し、毎日服用します。
具体的には3年以上、(3−5年程度)
3.治療開始時期に制限があります。
スギ花粉飛散時期には治療開始できません。副作用が強くでるおそれがあるからです。
当院では治療開始は5月中旬から11月末までです。
4.すべての方に効果があるわけではありません。
治癒(すなわち薬の服用が不要となる方)は、10人に1−2人程度と言われています。
多くの方は症状が軽くなり、花粉症シーズン中の薬が減量できてQOLが向上する、ということになります。
治癒と考えられる方が10人に1人−2人、逆に無効な方も10人に1−2人あります。
要するに治癒は1−2割にとどまることと治療には根気が必要ということですが、それでも毎年非常に症状が重くQOLが低下している患者様には、試してみる価値のある治療法と言えるでしょう。
※治療をお考えの方は、まずは受診してからのご相談となります。ご了承ください。
アレルゲンがダニの場合
【ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法】
ダニ、真菌(カビ)、昆虫、ペットの毛などが主な原因と言われている通年性アレルギー鼻炎は約 4人に1人いると言われております。
通年性アレルギーがある患者さんは、くしやみ、鼻水、鼻づまりといった鼻の症状以外にも目の痒みや涙目なども伴うこともあり、日常生活の様々な場面で影響を及ぼすことが分かっております。(勉強や仕事の支障、思考力の低下など)その上、気管支喘息や閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の患者様にとってはさらに問題です。
すなわち喘息患者にとって鼻水は咳き込みやゼーゼーという喘息症状を非常に悪化させる要因になりますし、OSASの患者は鼻づまりでイビキや無呼吸が高度になったり、 CPAP治療中の方は治療が継続できなかったりします。
当院ではスギ花粉症以外にもダニアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法の治療が可能な施設となっております。
舌下免疫療法について詳しく知りたい方は以下のページも参照ください。